韓国のエレベーターボタンが実際に機能する理由

韓国のエレベーターって、閉ボタンがちゃんと動くって知ってた?押したら本当にドアが閉まる。すぐに。待たされることがない。


これ、他の国だと普通じゃないんだよね。アメリカなんて半分くらいのボタンは飾りみたいなもの。押しても何も起きない。気休めのために付いてるだけ。


でも韓国は違う。誰かがエレベーターに乗った瞬間、手が閉ボタンに伸びる。押す。ドアが閉まる。もう動いてる。


パルリパルリ文化は本物


韓国人には「パルリパルリ」っていう文化がある。早く早くって意味。急げ急げみたいな感じかな。


これがあらゆる場面で見られる。エスカレーターでは歩く人が多い。バスは完全に止まる前に人が飛び降りる。ウェブページの読み込みが遅いと何度もリロードする。


エレベーターも同じ。自動でドアが閉まるまで3秒待つくらいなら、ボタン押して今すぐ行きたい。


韓国のエレベーターの閉ボタンって、押されすぎてパネルで一番すり減ってることが多い。記号が見えなくなるくらい。それだけみんな押してるってこと。


でも単なるせっかちじゃない


海外から来た人が最初に誤解するのがここ。失礼とかじゃない。効率なんだよ。


考えてみて。30階建てのビルに何百人もいたら、一秒一秒が大事になる。みんなが3秒ずつ節約したら、それが積み重なる。もっと多くの移動ができる。待ち時間が減る。みんなが早く目的地に着ける。


韓国のエレベーターは間違えて押した階もキャンセルできる。押し間違えた?もう一回押す。キャンセル完了。無駄な停止なし。


これって賢い設計と賢い習慣の組み合わせだよね。


暗黙のボタン係ルール


韓国のエレベーターでボタンの近くに立ったら、おめでとう、仕事が増えた。君は非公式のボタン係になったわけ。


誰かが走ってきた?開ボタンを押し続ける。みんな乗った?閉を押す。15階に行きたい人がいる?代わりに押してあげる。


誰も頼んでない。でも自然にそうなる。見えないルールみたいなもの。


そしてみんな感謝してる。全員の移動を早くしてくれてるから。効率化マシンの一部になってるわけ。


エレベーター内で二人が会話中、走ってくる人のために開ボタンを押して待つ様子を描いたイラスト


他の国との違い


国によっては閉ボタンを連打するのは攻撃的に見えたり、せっかちに見えたり、単に変に見えたりする。


韓国では違う。普通のこと。むしろ期待されてる。


アメリカのエレベーターって偽物の閉ボタンが多い。安全規則で一定時間は開いてないといけないから。だから押しても何も起きない。


韓国のエレベーター?即座に反応する。閉を押したらドアが閉まる。開を押したらドアは開いたまま。シンプル。


これ実際初めて韓国に来た人を驚かせる。ボタン押しても何も起きないと思ってたら、バンッ、ドアが閉まってエレベーターが動き出す。小さな金属の箱の中でのカルチャーショック。


礼儀正しさの部分


ここが面白いところ。このスピードと効率には全部ルールがある。


人が降りてから乗る。いつも。例外なし。


お年寄りや上司が乗る?先に行ってもらう。もっとスペースを空けるために下がることもある。


静かにする。大きな電話の声なし。大きな会話なし。みんな前を向いて、自分のことに集中。


そしてボタン係の人?ベビーカーの人のためにドアを押さえてくれる。重い荷物を持ってる人のためにも。スピードは大事だけど、助け合うことも大事。


なぜこれが理にかなってるか


韓国の都市は密集してる。ソウルには何百万人もの人が高層ビルに積み重なって住んでる。20棟のアパート団地。何千人も働くオフィスビル。


エレベーターの一回一回が重要。一秒一秒が大事。


失礼とか押しが強いとかじゃない。混雑したシステムをみんなのためにうまく動かすことなんだ。


みんなが同じ暗黙のルールに従えば、物事はスムーズに流れる。ボタン係が仕事をする。人が素早く乗り降りする。ドアが早く閉まる。次のグループが行く。


みんなが踊り方を知ってるダンスみたいなもの。


エレベーターから人が降りるのを待ってから乗り込む韓国の礼儀を示すイラスト、青を基調とした平面デザイン


4階のこと


あ、それとビルによっては4階を飛ばしたりする。4の代わりにFって表示したり。韓国語で4は死と同じ発音だから。


だから1、2、3、F、5って階になってるのを見るかも。韓国のエレベーター文化のちょっとした特徴。


新しいビルではもうやらないところもある。でも古いビルにはまだ結構ある。


韓国を訪れる人が知っておくべきこと


韓国を訪れるなら、流れに乗って。閉ボタンを押して。誰も失礼だと思わない。


ボタンの近くにいたら、手伝う準備をして。誰かがエレベーターに走ってきた?開ボタンを押し続ける。


そして物事が速く動くことに驚かないで。それが狙いだから。


みんなが参加するからシステムがうまく動く。効率的。実用的。そして正直、一度慣れたら他の国の遅いエレベーターが苦痛に感じる。


韓国のエレベーター文化は、この国がどう動いているかを示す完璧な小窓。速くて、効率的、でも礼儀正しい。みんなが自分の役割を果たして物事を動かし続ける。


今度韓国のエレベーターに乗ったら、注意して見てみて。みんなが暗黙のルールを知ってるとき、どれだけスムーズに流れるか。閉を押す。速く動く。他の人を助ける。それだけシンプル。