ノートアプリを完璧に整理したら記憶力が悪くなった話

最近Notionで完璧なノート管理システム作ったんだけど、肝心な内容が全然頭に残らない。タグも付けてテンプレートも作って、色分けまでしたのに、なんで頭の中は空っぽなんだろう。


脳がノートアプリに甘えちゃう現象


整理を丁寧にやりすぎると、脳が「どうせ保存してあるから覚えなくていいや」って判断しちゃうんだって。これ、心理学では「グーグル効果」って呼ばれてて、外部に記録すると自然に忘れる現象らしい。


研究結果見ると面白くて、詳細にノート取った人の方が、ただ聞いてただけの人より記憶力が落ちることが多かったんだよね。脳が「もう記録したから安心」って思って、長期記憶に移さないみたい。


デジタルノートだとこれがもっとひどくなる。検索機能があるから「後で調べればいいし」って思っちゃうけど、いざ必要な時にどんなキーワードで検索すればいいかも覚えてない。


講義聞きながらタグ付けて、フォルダ分けして、リンク貼ってると、肝心の内容そのものは頭に入ってこない。脳の容量って限られてるから、整理作業に使いすぎちゃうんだよね。




複雑すぎる仕組みが邪魔をする


カテゴリ分けて色コーディングしてテンプレート作る作業って、実は学習の邪魔になることもある。脳は本来、情報をネットワーク状につなげて保存するのに、人工的な分類システムとは合わないんだって。


認知科学の研究によると、脳の作業記憶って思ってるより制限がキツイ。一度に処理できる情報量が決まってるのに、複雑な整理システム動かそうとするとその容量の大部分を使っちゃう。


デジタルノートだと通知とか他の機能で気が散りやすいし、完璧な形にしようと悩む時間も増える。


「このノートどこに入れよう」って考える時間が積み重なると決断疲れも起きて、最終的にはノート作成自体が面倒になっちゃう。完璧なシステム作ろうとして、かえって使わなくなる逆説。


もっと楽な方法がある


シンプルにやった方がずっといい。とりあえずメモ帳に適当に書いといて、後で必要な時に整理するとか、手で書きながら自分の言葉に置き換えてみるとか。


手書きの場合、タイピングより脳の活動が活発になって記憶に効果的。文字一つ一つ書きながら自然に内容をもう一度考えることになるからね。実際、ペンと紙使った学生の方がノートパソコンでタイピングした学生より試験の成績が良かったって研究もある。


マインドマップや自由な繋がり方式もいいし、簡単なキーワード中心のメモも効果的。完全な文章より、核心的な単語だけ書いとく方が後で記憶を呼び起こしやすい。


デイリーノート方式もおすすめ。日付別にその日学んだことを自由に書いとくやつ。カテゴリとかタグとか気にせず、思いついた順にずらっと書き連ねる感じ。


何より定期的に見返して復習する習慣が大事。どんなに整理されたノートでも見ないと意味ないからね。週一回くらいで過去のノート軽く流し読みする時間作ってみて。完璧に読もうとしないで、要点だけ素早く確認する程度で十分。




結局のところ


ノートって記憶を助ける道具であって、記憶の代わりをする保管庫じゃないんだよね。ノート整理にエネルギー注ぐより、内容を理解して自分なりに消化することに集中した方がいい。シンプルな方法が時には一番効果的だったりするから。


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