最近、ソウルのカフェで仕事してたら隣の人が面白いことやってたんです。「今すぐやらない仕事」って書いた箱にタスクカードをポンポン入れてて。え、それって逆効果じゃない?って思ったけど、試してみたら意外な効果があったので共有します。
頭の中でグルグル回る「やらなきゃ」が消えた瞬間
仕事って、今すぐやる必要はないけど、いつかはやらなきゃいけないものがたくさんありますよね。メールの返信とか、資料の整理とか、報告書の修正とか。こういうのが頭の片隅にずっとあって、なんか落ち着かない。
韓国では「미루기(ミルギ)」って言うんですが、この先延ばしグセ、実は頭の中に残しておくことが一番のストレスなんです。だから物理的に頭の外に出しちゃえばいいんだって気づきました。
ディレイボックスって呼んでる、ただの箱
やり方はめちゃくちゃシンプル。デスクの横に箱を置いて、今すぐやらない仕事を書いた付箋を入れるだけ。デジタル派の人はGoogleドライブに「ディレイフォルダ」作ってもOK。
ポイントは仕事を3つに分けること:
- 今すぐやる
- カレンダーに入れる
- ディレイボックスに入れる
これだけで、今やるべきことがクリアになります。
週1回の箱開けタイムがちょっと楽しい
毎週金曜の午後、コーヒー飲みながらディレイボックスを開けます。入ってる仕事を見直して、2分でできそうなものはサクッと片付ける。もう必要ないものは捨てる。まだ保留するものは戻す。
この作業、なんか宝箱を開けるみたいで楽しいんですよね。しかも小さな仕事をまとめて片付けると、達成感がすごい。
頭がスッキリして、本当にやりたいことに集中できる
ディレイボックスを始めて2ヶ月。一番変わったのは、仕事中の集中力です。「あれもやらなきゃ」「これも忘れちゃいけない」っていう雑念が減って、目の前の仕事にちゃんと向き合えるようになりました。
面白いのは、ボックスに入れた仕事の半分くらいは、結局やらなくても問題なかったってこと。時間が経つと「あれ、これって本当に必要?」って気づくんです。
あと、仕事を「今じゃなくていい」って決められるようになったのも大きい。前は全部今すぐやろうとして、結局どれも中途半端だったけど、今は優先順位がはっきりしてます。
韓国のスタートアップ界隈でも、こういう「意図的な先延ばし」が注目されてるみたいです。完璧主義をやめて、本当に大事なことに集中する。それが結果的に生産性を上げるんだって。
こんな感じで、今はディレイボックスが手放せなくなってます。仕事に追われてる感覚が減って、自分でコントロールしてる感じがするのがいいんですよね。