タイでビットコイン使えるって聞いたけど、これ観光業界の革命じゃない?

タイが外国人観光客向けにビットコインをバーツに即時両替できるサービスを始めたんです。ソウルから見ていて思うのは、これ単なる決済の話じゃないってこと。東南アジアの観光地図が塗り替わるかもしれません。


タイ・バンコクのチャオプラヤー川沿いに立つワット・アルン寺院が夕焼けの空を背景に黄金色に輝く風景


あの両替所の行列、実はもう必要なくなってる


バンコク行ったことある人なら分かると思うんですが、スワンナプーム空港の両替所って本当に混んでますよね。


でも今回のサービス、その問題を解決するだけじゃないんです。ビットコイン保有者にとっては、わざわざ現金化しなくても旅行できるようになったってことなんです。


今まではビットコインを韓国ウォンに換えて、それをバーツに両替して…って二重の手数料がかかってました。直接変換できるようになって、手数料が半分以下になったそうです。実質的な購買力がかなり上がりますよね。


タイ政府の発表では、試験運用の段階で1,200店舗が参加したとか。思ったより本気度が高いです。


プーケットのレストラン、若い客が急に増えたらしい


現地の商店主の話を聞くと「20代の観光客が明らかに増えた」って言うんです。


暗号通貨決済を導入した店舗の売上が平均15〜20%増加したという報告もあります。新しい決済手段が増えただけじゃなくて、今まで来なかった客層が来るようになったってことです。


KYC手続きと実査でマネーロンダリングの心配も解消。商店側はバーツで精算されるから、暗号通貨の価格変動リスクもないです。


韓国でもカカオペイとかネイバーペイが普及してますけど、国際的な決済となると話は別。タイのこの動き、かなり先を行ってます。


2026年にはタイ全土がクリプト天国になるかも


タイ政府のロードマップがすごく具体的なんです。2025年から2029年まで暗号通貨の譲渡所得税を免除、主要銀行がブロックチェーン技術導入を支援するって。


ベトナムやフィリピンも似たようなサービスを準備中らしいですが、タイほど体系的じゃないです。規制サンドボックスで安全性を確保しながら、イノベーションを止めない絶妙なバランス。


コロナ後に中国人観光客が減って、タイの観光業界が新しい突破口を探してたタイミングでした。暗号通貨サービスはまさに渡りに船だったんでしょう。


ソウルの明洞でもビットコイン決済できたら面白いのに


韓国も暗号通貨取引がすごく活発な国なのに、観光インフラとの連携はほぼゼロです。


江南とか明洞でビットコインショッピングができたら、外国人観光客にとってはかなり魅力的じゃないでしょうか。済州島なんかは特に可能性があると思います。


タイの実験が成功したら、東南アジア全体に広がる可能性が高いです。そうなってから追いかけても遅いんですよね。


デジタル資産と実物経済をつなぐ時代がもう来てる


ソウルに住んでいると、IT先進国のプライドみたいなものがあるんですが、こういうところでタイに先を越されるのはちょっと悔しいです。


でも考えてみれば、観光立国として生き残るための必然的な進化なのかも。デジタル資産と実物経済の連結は、もう選択じゃなくて必須になってきてます。


次の海外旅行、暗号通貨で支払えるタイを選んでみるのもありかもしれません。両替の手間が省けるだけじゃなくて、新しい旅行体験ができそうです。


国のお金でビットコイン買い始めたら、暗号資産ルールがガラッと変わった話