暗号通貨界隈で話題のミームコインですが、2025年に入って発行プラットフォームの勢力図が大きく変わりました。これまでSolanaが独占していた市場に、Coinbaseが作ったBase chainが急速に食い込んでいます。実際にBase上での1日あたりの新規トークン発行数がSolanaを超えたというデータも出ています。
なぜSolanaが強かったのか
Solanaがミームコインの聖地になったのには明確な理由があります。まず処理速度が圧倒的に速いんです。1秒間に65,000件の取引を0.4秒で完了させ、手数料は約0.1円という破格の安さです。
Pump.funというプラットフォームの登場も大きかったです。プログラミングの知識がなくても、5分あればミームコインを作れるようになりました。名前を決めて、ロゴをアップロードして、ボタンを押すだけです。
Sealevelという並列処理技術も重要でした。複数のスマートコントラクトを同時に処理できるため、取引が集中してもネットワークが止まりません。イーサリアムのようなガス代戦争も起きないので、気軽に取引できます。
Baseが変えたゲームのルール
Base chainの登場は単なる競合の追加ではありませんでした。Coinbaseという巨大な後ろ盾があるのが最大の強みです。1億6000万人のCoinbaseユーザーが、ワンクリックでBaseネットワークにアクセスできます。
技術面でもFlashblocksという新技術を導入し、ブロック生成時間を200ミリ秒まで短縮しました。Solanaより速い可能性があるということです。さらにイーサリアムのレイヤー2なので、既存のイーサリアムエコシステムと完全に互換性があります。
規制面での安心感も違います。Coinbaseは米国の上場企業で、規制当局との関係も明確です。機関投資家にとってはこの信頼性が重要な判断材料になっています。
実際に両方使ってみて分かったこと
Solanaでミームコインを取引すると、確かに速度は驚くほど速いです。クリックした瞬間に取引が完了します。ただ、Phantomウォレットの設定やSOLトークンの購入プロセスは初心者には少しハードルが高いかもしれません。
Baseは違うアプローチを取っています。Coinbaseアプリから直接Baseネットワークに移動でき、別途ウォレットの設定やブリッジ作業が不要です。USDCで直接ミームコインを購入できるのも便利です。
ネットワークの安定性にも差があります。Solanaは時々ネットワークが停止することがあります。2022年以降は改善されましたが、トラフィックが集中すると不安定になることがあります。Baseはまだ大きな障害は発生していませんが、本格的なテストはこれからです。
これからの競争はどうなるか
2025年初頭の時点で、Baseの1日あたりの新規トークン発行数がSolanaを上回りました。ZoraプラットフォームがBaseでのミームコイン発行の99%を占めているという興味深いデータもあります。
でも、Solanaも黙って見ているわけではありません。両プラットフォームにはそれぞれ長所と短所があります。Solanaは実績のある技術力と豊富なエコシステムが強み、Baseはアクセスの良さと規制面での信頼性が武器です。
結局、ミームコイン市場は一つの勝者を決めるのではなく、マルチチェーンの時代になるのかもしれません。選択肢が増えることで手数料はさらに下がり、ユーザー体験も向上していくはずです。
今のところ、両方のプラットフォームを使い分けるのが賢い選択だと感じています。用途や状況に応じて使い分けていけば、それぞれの良さを活かせます。
本記事は情報提供を目的としており、投資・税務・法律・会計上の助言を行うものではありません。記載内容の正確性や完全性を保証するものではなく、将来の成果を示唆するものでもありません。暗号資産への投資は価格変動が大きく、高いリスクを伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。