イーサリアムはジェットコースターみたいに激しく上下するのに、リップルは比較的穏やかな動きを見せています。同じ仮想通貨の下落相場なのに、なぜこんなに差があるんでしょうか。
取引速度と手数料が生む差
イーサリアムは1秒間に15~30件しか処理できません。ネットワークが混雑すると、ガス代(取引手数料)が跳ね上がります。昨日10ドルだった手数料が、今日は50ドルになることも。
一方、リップルは1秒間に1,500件以上処理できます。手数料も0.00001 XRPくらいで極めて安い。銀行が国際送金に使う高速道路みたいなものです。
2025年5月のペクトラアップグレードから3ヶ月経った今も、イーサリアムはネットワークの拡張性問題と競合チェーンとの競争で高い変動性を示しています。
分散型と中央集権型の違い
イーサリアムにはDeFi(分散型金融)ファーマーが集まっています。NFTコレクター、開発者、機関投資家まで様々な人が参入。みんな高リスク・高リターンを求めています。
リップルは違います。リップルネットを通じて実際に金融機関が使っている。日本の銀行がXRPを導入した事例もあります。実用性重視で、投機的な取引より実際の利用目的の取引が多いんです。
最近、機関投資家が撤退してイーサリアムの価格がより大きく揺れました。大量売却が個人投資家の恐怖心を刺激したから。リップルはSEC訴訟という大きな山を越えているところなので、かえって投資心理が安定しています。
SEC訴訟がもたらした独特な動き
リップルの価格は裁判の判決一つで左右されます。SECとの訴訟で良いニュースが出れば急騰、悪いニュースなら急落。でも、このパターンが繰り返されて投資家も慣れてきました。
2025年に入って訴訟の緩和と罰金減額の判決が出て、投資心理が改善。法的不確実性がむしろ価格を安定させる逆説的な状況になっています。
供給量構造の違い
イーサリアムは供給量が明確に決まっていません。ステーキングで一部が固定されますが、インフレ的な性格があります。
リップルは総量1,000億個で固定。その多くをリップル社が保有しています。供給が多く中央化されているので、個人の売買が価格に与える影響は限定的です。
オンチェーンデータを見ると面白い現象があります。リップルの実際の取引量と価格変動の間に数千倍の差が出ることも。市場の過大評価や過小評価の証拠です。
実際の使用事例の差
イーサリアムのエコシステムは常に進化しています。DApp開発、NFTマーケット、DeFiプロトコルなど新しいプロジェクトが毎日生まれる。革新的だけど不安定です。
リップルは国境を越えた送金という明確な目標があります。金融機関とのパートナーシップを増やし、実際の送金市場での使用事例拡大に集中。変化は遅いけど方向性は明確です。
変動性の差を理解すると、それぞれのコインの特性が見えてきます。技術的な複雑さ、市場構造、投資家の性向がどう価格に影響するか分かるようになります。
投資じゃなくても、ブロックチェーン技術と仮想通貨市場を理解する良い勉強になりますよ。
本記事は情報提供を目的としており、投資・税務・法律・会計上の助言を行うものではありません。記載内容の正確性や完全性を保証するものではなく、将来の成果を示唆するものでもありません。暗号資産への投資は価格変動が大きく、高いリスクを伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。