先月、友人のジヒョンから泣きそうな声で電話がかかってきました。「Airbnbのアカウントが急に使えなくなった」って。聞いてみると、パリの宿泊先のレビューに書いた一文が原因だったんです。私たち韓国人が普段何気なく使う表現が、実は海外プラットフォームでは即アウトになることがあるんですよね。
その国の人は〜という表現、実は超危険です
ジヒョンが書いたのは「フランス人ホストは愛想がなかった」という一文でした。これ、韓国では普通に使いがちな表現ですよね。でも国籍や人種を絡めた瞬間、差別的表現として処理されるんです。
私も以前「女性の一人旅には向かない」って書きそうになったことがあります。親切心のつもりでも、性別による差別と判断される可能性があるんです。宗教施設の騒音について触れるときも要注意。「教会の鐘がうるさかった」より「朝6時に鐘の音で目が覚めた」の方が安全です。
感情的になって書いた悪口、AIが全部キャッチします
イライラして「最悪な宿」とか書きたくなる気持ち、わかります。でも暴言フィルターに引っかかるとアカウント停止一直線です。韓国語の悪口を英語に直訳しても同じことです。
友人は冗談のつもりで「ベッドがギシギシうるさくて〜」という下ネタを混ぜたら警告が来たそうです。犯罪や薬物に関する言及もNG。治安が悪い地域だったとしても「夜は一人で歩かない方がいいエリアでした」くらいにとどめましょう。
話を盛ると虚偽情報扱いされます
「盗まれそうになった」みたいな、実際には起きていないことを書くのは虚偽情報です。本当に危険な目に遭ったなら、具体的な事実だけを書く必要があります。
「写真と全然違う」もよく使いがちですが、これも危険。どこがどう違ったのか具体的に説明しないと、根拠のない誹謗中傷と見なされます。私は「リビングの写真は広く見えたけど、実際はソファーひとつでいっぱいでした」と書くようにしています。
直接取引の提案は一発アウトです
「カカオトークで連絡ください」「次は直接予約で割引します」こんな文章を見かけたことありませんか?プラットフォーム回避行為として、即座にアカウント停止になります。
メールアドレスや電話番号をレビューに書くのもダメ。SNSのIDも同様です。ホストと追加でやり取りが必要なら、必ずプラットフォーム内のメッセージ機能を使いましょう。返金や補償の要求もレビューではなく、カスタマーサービスを通じて行うのが正解です。
個人情報の露出は思った以上に厳格です
「ホストのキム・チョルスさんが」なんて実名を書いたら個人情報侵害です。住所も「江南駅から徒歩5分」程度にとどめて、詳細な番地は書かないこと。
他のゲストについて言及するときも注意が必要です。「隣の部屋がうるさかった」はOKですが、その人の外見や国籍を詳しく描写するのはNGです。決済情報なんてもってのほか。
最近、ソウルの友人たちの間でも「レビューは事実だけを淡々と」が合言葉になっています。感情を抑えて、具体的な状況だけを説明する。これが一番安全な方法です。せっかく貯めたレビュー履歴も、アカウント停止されたら全部パーですからね。次の旅行の予約もできなくなるし、本当に不便です。皆さんも気をつけてくださいね。