同じパソコンでもUSBポートによってファイル転送の速度が全然違うんだよね。前面のポートだと1GBのファイルが5分かかるのに、背面だと1分で終わることがある。これってポートごとに対応してるUSB規格が違うから。
ほとんどのパソコンはUSB2.0とUSB3.0のポートが混在してる。USB2.0は最大60MB/s、USB3.0は625MB/sまで出る。ポートの色を見ると青色やSSマークがあるのが大体USB3.0だ。
同じUSBなのにポート変えただけで10倍速くなった
ノートパソコンで作業してる時、右側のポートにUSB挿したらファイルコピーがめちゃくちゃ遅かった。左側に挿し直したら一気に速くなって驚いた。後で確認したら右側がUSB2.0、左側がUSB3.0だったんだよね。
実際に同じ2GBの動画ファイルで測ってみたら面白いことが分かった。前面ポートだと3分20秒、背面の青いポートだと38秒。同じUSBメモリなのにこんなに差が出るとは思わなかった。
デスクトップも同じような感じ。前面ポートは大抵USB2.0で、背面のマザーボードに直結してるポートがUSB3.0のことが多い。同じ128GBのUSBでもどこに挿すかで転送時間が全く変わってくる。
ハブ使う時も要注意。安いハブだと複数デバイス繋いだ時に速度が分割される。4ポートハブにUSB4個全部挿すと、それぞれ本来の速度の4分の1まで落ちることもある。前に外付けHDD2台同時に繋いだら、どっちも半分の速度になって困った。
意外と知らない速度が遅くなる原因
USBの種類でも結構変わる。Type-AよりType-Cの方が基本的に速いけど、古いType-Cポートだと期待ほど出ないこともある。最新のThunderbolt対応ポートなら40Gbpsまで出るけど、対応してるUSBじゃないと意味ない。
温度も影響する。夏場にノートパソコンが熱くなってる時は明らかに転送速度が落ちる。ファンが回りっぱなしの状態だと特に顕著。涼しい部屋で作業するだけでも違いが出る。
USBメモリの容量と速度は比例しないのも面白い発見だった。64GBのUSBの方が128GBより速いケースが結構ある。安い大容量USBはコントローラーがショボいから、むしろ遅くなることもある。
速い転送のために確認すること
まずポートの色から見てみよう。青色や赤色、SSマークがあればUSB3.0以上。黒いポートは大体USB2.0だ。最近のパソコンだと黄色いポートもあって、これは充電専用だったりする。
USB自体も重要。容量が大きいUSBが必ずしも速いわけじゃない。128GBのUSBが64GBより遅いケースもある。メーカーがコスト削減で遅いコントローラー使ってるから。
ケーブルもチェックしたほうがいい。長すぎたり安すぎるケーブルは信号が弱くなる。1メートル超えると速度落ちることがある。延長ケーブルを重ねて使うのは最悪。
ポートが汚れてると確実に遅くなる。ホコリやゴミが挟まると電気信号がちゃんと伝わらない。たまにポート掃除するだけでも速度改善することがある。接点復活剤使ったら劇的に改善したこともある。
実際にやってみたら劇的に変わった
今は大きいファイル移動する時は必ず背面の青いポートを使ってる。前面ポートはマウスやキーボードみたいなものだけ。急いでる時は絶対にここ。
USBも新しく買い直した。同じ容量でもUSB3.0対応の製品に。値段は少し高かったけど時間考えたら全然安い。SanDiskの青いやつに変えたら体感で3倍くらい速くなった。
ハブ使う時はUSB一個だけ繋いでファイル転送して、他のは後から挿すようにしてる。同時に複数使うと確実に遅くなるからね。powered hubっていう電源付きのやつに変えたら安定性も上がった。
ポート掃除も月一くらいでやってる。綿棒にアルコール少し付けて拭くだけ。これだけでたまに途切れてた接続が安定するようになった。
パソコン自体の設定も見直した。省電力モードになってるとUSBポートの出力が制限されることがある。電源オプションで高パフォーマンスに設定したら少し改善した。
結局ポートごとに速度が違うのは間違いない。急いでる時はポートの色から確認して、普段からどのポートが速いか把握しておくといい。最近は動画ファイルとかサイズ大きいものも多いし、知ってるだけで作業効率が全然変わってくる。特に仕事で大容量ファイル扱う人は、これだけで残業時間減らせるかも。