メッセージごとにAI切り替えるの面倒じゃない?n8nで自動化してみた

翻訳はChatGPT、画像生成はGeminiって使い分けてるけど、いちいち切り替えるのってけっこう面倒だよね。n8nっていうツール使ったら、メッセージの内容を見て勝手にAIモデルが切り替わるようになったんだ。設定一回やっちゃえば、あとは楽ちん。


ピンク色のノード接続図とn8nの文字で構成されたn8nの公式ロゴ


なんでAIの自動切り替えが必要だったか


ソウルで仕事してると、韓国語と日本語の翻訳依頼がよく来るんだよね。でも画像作成の依頼も同じチャンネルに来るから、毎回「これはChatGPT」「これはGemini」って手動で振り分けてた。


最初は大した手間じゃないと思ってたけど、一日に何十件も来るとさすがに疲れる。なんとか自動化できないかなって探してたら、n8nっていう自動化ツールを見つけたんだ。


実際にやってみた設定方法


n8nのワークフローってドラッグ&ドロップで作れるから、プログラミングできなくても大丈夫だった。


基本的な流れはこんな感じ:


  • メッセージを受け取る(SlackとかTelegramとか)
  • Switch/Ifノードでメッセージの中身をチェック
  • 条件に合わせて適切なAIモデルに振り分け


たとえば「翻訳して」って単語が入ってたらOpenAI GPT-4に、「画像作って」が入ってたらGeminiの画像生成モデルに自動で送られる仕組み。


最初は「これ複雑そう...」って思ったけど、実際やってみたら30分くらいで基本的な設定はできちゃった。ノードを線でつなぐだけだから、パズルみたいで意外と楽しかったよ。


ユーザー作成フォームから始まり、AI Agentノードを中心に、Anthropic ChatモデルやPostgres Chat Memory、Microsoft Entra ID、Jira Softwareなどのツールが接続されたn8nワークフロー図。条件分岐で管理者かどうかを判定し、異なるSlackチャンネルに通知を送る構成


もっと賢く振り分けたいなら


キーワードだけの判定じゃ物足りない人は、Codeノードっていうのを使うといいよ。JavaScriptで条件を細かく設定できるから、メッセージの長さとか言語とかで振り分けることもできる。


わたしの場合、長文の技術的な質問はClaude、短い一般的な質問はGemini、コード関連はGPT-4みたいに分けてる。使ってるうちに「このパターンはこのAIが得意」ってのが見えてくるから、どんどん精度が上がっていく感じ。


OpenRouterとかMCPみたいな外部サービスと連携すれば、もっとたくさんのAIモデルを一括管理できるらしい。まだ試してないけど、今度やってみようかな。


使ってみて変わったこと


正直、最初は「そこまでして自動化する必要ある?」って思ってた。でも実際に使い始めたら、頭の中で「これはどのAI使おう」って考える時間がなくなって、めちゃくちゃ楽になった。


メッセージ送るだけで最適なAIが勝手に答えてくれるから、返信スピードも上がった。特に忙しい時期は、この差がけっこう大きいんだよね。


APIキーさえ用意すれば今すぐ始められるし、各AIサービスには無料枠もあるから、まずは試してみるのがおすすめ。設定ファイルとかも共有できるから、誰かが作ったものを参考にするのもアリだよ。


n8nのワークフローエディタ画面。Slackトリガーから始まり、AI Agentノードに接続され、OpenAI Chat Model、Postgres Chat Memory、Vector Store Toolなどが連携している。右側にはチャットインターフェースが表示され、実際にAIエージェントとの対話をテストできる状態


こんな感じで、今はけっこう気に入って使ってる。メッセージの自動振り分けで悩んでる人は、n8n試してみてもいいかも。


毎日3時間も消えてる反復作業、n8nの自動化で解決した話