アルミホイルの裏表、いちいち確認してない?

アルミホイル使うたびに、キラキラした面を外側にするか内側にするか迷ったことあるよね。わたしもそうだった。オーブンでじゃがいも焼くときは、光る面を外側にしたほうが熱が伝わりやすいって聞いて、毎回確認しながら使ってたんだよ。でも実は、まったく気にしなくていいって知ってた?


キッチンカウンターに置かれたオーブン皿の上に、アルミホイルで包まれた複数のさつまいもが並んでいる。背景には調味料の瓶が見える。


そもそもなんで片面だけピカピカなの?


アルミホイルって、最後の工程で2枚重ねてローラーで押すんだって。だからローラーに直接触れた面はピカピカになって、2枚がくっついてた面はマットな仕上がりになる。ただの製造過程の違いで、成分も機能もまったく同じなんだよ。


これ知ったとき、ちょっと脱力した。今まで料理によって使い分けなきゃって思ってた時間がもったいなかったなって。チキンの温め直しのときは光る面を内側にして、野菜のグリルのときは逆にしてたのに。


両手でアルミホイルを開き、中に置かれたじゃがいもを包もうとしている様子。ホイルの光沢面が見える。


実際に調理時間に差があるか試してみた


気になったから家で実験してみたんだ。さつまいも2個を同じサイズに切って、片方は光沢面を外側に、もう片方は無光沢面を外側にしてホイルで包んだ。180度のオーブンで40分焼いたけど、火の通り具合はまったく同じだった。


科学的にも反射率の差は5%以下らしい。この程度じゃ調理時間や味に影響なんて出ないって。だからもうホイル取り出すときに、どっちの面か確認しなくていいんだよ。楽でしょ?


酸味の強い食材にはちょっと注意がいるけどね。トマトソースとかレモン、お酢みたいなのを直接ホイルに触れさせると、アルミニウムがほんのちょっと溶け出すことがあるらしい。だからこういう食材を保存するときは、ラップをかけてからその上にホイルで覆うのがいいよ。わたしはキムチチゲの残りを保存するときにこうしてる。


黒い天板にアルミホイルを敷き、ごまをまぶした照り焼き風の巻き物が整然と並べられている。タレが艶やかに光っている。


もう何も考えずに使えるようになった


最近はホイル使うのがほんと楽になった。どっちの面でもいいから、出してそのまま使えばいいんだもん。豚バラ焼くときも、ホイル焼き作るときも、残り物にかぶせるときも、なーんにも考えない。


ただし電子レンジだけは絶対ダメ。これは裏表関係なく危険だから。電磁波が金属に反射して火花が散ることがあるんだよ。うっかり入れちゃって火花飛んだの見たことあるけど、マジで怖かった。


アルミホイルを開いた状態で、ハーブをまぶした焼き上がりのサーモンが見える。身がふっくらとして、美味しそうな焼き色がついている。


アルミホイルひとつ使うのも、ちゃんと知ってると気が楽になるよね。些細なことだけど、日常のムダな悩みがひとつ減った気分。もしまだホイルの裏表気にして使ってる人がいたら、もうやめていいよ。どっちも同じだから。


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