MakeとZapier、2つとも使ってみたら全然違った

毎日同じ作業の繰り返しって、けっこうしんどいよね。わたしもGoogleフォームで集めた回答をエクセルに移して、それをSlackで共有して、メールでも送って...みたいなのを1日に10回以上やってた。


そんなときに「ノーコード自動化ツール」っていうのを知ったんだよ。プログラミングできなくても使えるらしくて、調べてみたらMakeとZapierっていうのが有名みたい。


赤紫グラデーション背景にZapierとMakeのロゴが配置された画像
source: Make


最初はZapierから始めた


なんでZapierを選んだかっていうと、とにかく簡単そうだったから。


登録したらすぐにテンプレートがずらっと出てきて、「Googleフォームの回答を自動でスプレッドシートに保存」みたいなのが何千個もあった。わたしがやりたかったことと全く同じテンプレートを見つけて、クリック数回で設定完了。


連携できるアプリも7000個以上あるんだって。カカオトークとかNAVERみたいな韓国のサービスはなかったけど、Google、Slack、Notion、Dropboxとか主要なものは全部つながる。


設定方法もシンプルで、「これが起きたら→あれをする」っていう2ステップだけ。例えば「メールが来たら→Slackに通知」みたいな感じ。


無料プランでも月100件まで自動化できるから、最初はこれで十分だった。


でもMakeに乗り換えた理由


Zapierを1ヶ月くらい使ってたんだけど、だんだん物足りなくなってきた。


例えばGoogleフォームのデータから特定の条件に合うものだけ抜き出して、それを加工してから複数の場所に違う形で送りたい、みたいな複雑なことがZapierだと難しかったんだよね。


Makeを使ってみたら、まったく違う世界だった。


ワークフローを視覚的に作れるのがすごく良くて、フローチャートを描くみたいにドラッグ&ドロップで作業の流れを組み立てられる。


条件分岐も自由自在。「もしAならBをして、違ったらCをする」みたいな複雑なロジックも簡単に作れる。繰り返し処理もできるし、エクセルファイルの全部の行を1つずつ処理するとかも可能。


データの加工機能が特に優秀で、JSONとかXMLみたいな複雑なデータも簡単に扱えるし、必要な部分だけ取り出して使える。


料金もMakeのほうが安い。同じ作業量で比べると、かなり経済的だよ。


ZapierとMakeのロゴが「VS」を挟んで対比されている比較画像
source: whalesync


実際に使ってみた感想


両方使ってみて感じた違いをまとめると...


学習のしやすさはZapierの勝ち 本当に何も知らない人でも10分あれば最初の自動化が作れる。インターフェースがきれいで直感的。英語がわからなくてもアイコンとロゴで大体わかる。


複雑な作業はMakeが圧倒的 いくつも条件をつけたり、データを加工したり、エラー処理が必要な場合はMakeのほうがずっと便利。無制限のステップで作業を作れるのもいいところ。


アプリ連携の幅はZapierが広い 特にマイナーなサービスまで連携したいならZapierが有利。Makeは1500個くらいのアプリに対応してて、主要なものは全部あるけどZapierよりは少ない。


チームで使うならMake 権限管理や共同作業の機能が細かく設定できて、複数人で自動化を作ったり管理したりするのに向いてる。


どっちを選べばいい?


わたしの経験だと、こんな感じで分けられると思う。


Zapierがおすすめな人:

  • 自動化ツールを初めて使う
  • シンプルな繰り返し作業だけ自動化したい
  • いろんなアプリを連携させたい
  • すぐに結果を見たい


Makeがおすすめな人:
  • 複雑な条件設定が必要
  • データの加工をしたい
  • コストを抑えたい
  • チームで共同作業したい

今はMakeをメインで使ってる。最初は難しそうに見えたけど、慣れたらかなり強力な自動化が作れるようになった。でも簡単な作業はやっぱりZapierのほうが楽なときもある。


どっちも無料プランがあるから、まずは両方試してみるのがいいんじゃないかな。自動化ツールを使い始めると、本当に時間の節約になるよ。繰り返し作業に疲れてるなら、一度試してみて。


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Zapier使い始めたら繰り返し作業が消えた話