マイクロソフトが10兆円もAIに注ぎ込んでるけど、本当に儲かるんですか?

マイクロソフトとグーグルが今年、AIにそれぞれ10兆円、9兆円もつぎ込んでいます。アマゾンとメタも合わせると、なんと36兆円以上のお金がAI一つに集中している状況です。こんな巨額のお金が、ちゃんと利益として返ってくるのか、それともただのバブルで終わるのか、多くの人が気になっているところです。


白と黒のミニマルな衣装を着た3体のヒューマノイド型AIロボットが並んで立つ未来的な3Dレンダリング画像


AI投資がこんなに大きい理由って?


ビッグテック企業がこれほどお金を使うのは、AIがこれからすべての産業の基盤になると見ているからです。マイクロソフトだけでも去年AIで稼いだお金が約1.2兆円。3年後には12兆円まで増えると予想しています。


最近はChatGPTやClaudeみたいなAIサービスがどんどん賢くなって、実際に会社で使うケースが増えてきました。前はただの面白い技術程度だったのが、今では仕事の時間を半分に減らしてくれる必需品になりつつあります。


グーグルも同じです。AI検索や広告の最適化にAIを活用して、広告収入がさらに増えています。メタはインスタグラムやフェイスブックでAIがコンテンツをおすすめすることで、ユーザーがアプリに滞在する時間が長くなったそうです。


で、いつ頃本当にお金になるの?


実はもう儲け始めています。マイクロソフトのAI関連売上は去年だけで1.2兆円。毎年2倍ずつ増えているんです。生成AI市場全体で見ると、今年は18兆円規模ですが、3年後には120兆円まで大きくなるという予測が出ています。


こんなに早く成長する理由はシンプルです。AIを使えば、社員一人が二、三人分の仕事ができるようになるから。実際にカスタマーサポートにAIを導入した会社では、スタッフの数を半分に減らしながら、より多くのお客さんに対応できているそうです。


ただ、投資したお金を完全に回収するには時間がかかりそうです。専門家たちは大体5年から7年は見る必要があると言っています。今はデータセンターを建てたり、AIモデルを開発したりでお金がたくさん出ていく時期なんです。


ドットコムバブルとは違うの?


2000年代初めのドットコムバブルの時とは確実に違います。あの時は収益モデルもないのに、ただインターネット企業というだけで投資を受けていました。でも今のAI投資は、すでにお金を稼いでいる会社がもっと稼ぐために投資しているんです。


マイクロソフト、グーグル、アマゾンみたいな会社は毎年数兆円の現金を稼いでいます。このお金でAIに投資しているので、会社が潰れるリスクはほぼありません。むしろAI投資をしないと取り残される状況なんです。


もちろん、すべてのAI会社が成功するわけではありません。小さなスタートアップの中には、バブルがはじけて消える会社もあるでしょう。でもビッグテックが主導するAI革命自体は、もう後戻りできない流れになっています。


ソウルから見ていても、韓国の大企業たちも慌ててAI投資を始めています。サムスンやLGも負けじと巨額投資を発表していますし、ネイバーやカカオといったIT企業も必死です。


10年後にはAIのない世界は想像できなくなるでしょう。今スマートフォンなしの生活が考えられないように。だから今のAI投資は、バブルというより新しい時代を開く必須投資と見るべきかもしれません。


実際に使ってみると分かりますが、AIツールって本当に便利です。この前も仕事の資料作成で使ったら、いつもの3分の1の時間で終わりました。こんな経験をすると、企業が巨額投資する理由も納得できます。


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