Meta TRIBEっていう概念があるんですけど、これがちょっと怖いんです。AIが私たちの脳波をリアルタイムで分析して、ドーパミンをドバドバ出させるコンテンツを作り出すっていう話。今でもTikTokやYouTubeショート動画で時間を忘れちゃうのに、これからは脳の神経回路を直接刺激するコンテンツが出てくるらしいです。
スマホ中毒じゃなくて、脳中毒になる時代
ソウルでも地下鉄に乗ると、みんなスマホ画面に釘付けですよね。でも今後はAIが私たちの脳活動をリアルタイムで読み取って、もっと強烈な刺激を与えるコンテンツを作るんだとか。
実際、インターネットやスマホに依存している若者の脳を調べたら、神経伝達物質のバランスが崩れてるって研究結果が出てるんです。集中力は落ちるし、衝動をコントロールできなくなるし、デジタル認知症みたいな症状まで出てくるって。
Meta TRIBEはこういう現象をさらに加速させるでしょう。メタバースのアバターと交流しながら、現実と仮想の境界があいまいになって、結局デジタル世界から抜け出せなくなる。
脳波を読んで最適化された中毒を作る技術
一番ゾッとするのはここです。AIがMEG(脳磁図検査)みたいな技術で私たちの脳波をリアルタイムで読み取って、個人個人に最も中毒性の高いコンテンツを作り出すんです。
たとえば:
- あなたが特定の色や音に敏感に反応するなら、それを集中的に使う
- 報酬回路が活性化するタイミングを正確に把握してドーパミン分泌を最大化
- 飽きる直前に新しい刺激を投入
- 個人の弱点を正確に狙い撃ちする
韓国の研究チームも、すでに脳ベースのAIを使って人間の因果推論プロセスを制御する研究を進めてるんですよ。技術自体は脳疾患の治療にも使えるけど、結局は私たちをもっと長くつなぎとめるツールになりそう。
注意力経済が脳経済に進化する瞬間
今のプラットフォームも私たちの時間を奪おうと必死じゃないですか。アルゴリズムのおすすめ動画、無限スクロール、プッシュ通知。これ全部、注意力経済の産物です。
Meta TRIBE時代になったらどうなるか。広告主は単に目を引くんじゃなくて、脳を直接刺激する広告を作るでしょう。ショッピング依存、ゲーム依存、SNS依存が今よりずっと深刻になるはず。
特に若い世代が危険です。前頭葉がまだ完全に発達してない状態でこんな強烈な刺激にさらされたら、一生デジタル中毒から抜け出せないかも。うつ病、不安障害、ADHDみたいな精神健康問題も急増するでしょうね。
私たちにできることは?
正直、技術の発展は止められません。もう進行中ですから。でも少なくとも、何にさらされているかは知っておいたほうがいいでしょう。
デジタルデトックスを定期的にやるのも一つの方法です。スマホ使用時間をチェックして、意図的にオフライン活動を増やす。アナログの趣味を作るのもいいですね。
政府レベルの規制も必要です。特に未成年者保護のための政策は急いで作らないと。脳データ活用に関する倫理的ガイドラインも必要でしょう。
こんな感じで、Meta TRIBEが持ってくる未来、興味深くもあり怖くもあります。技術の恩恵を受けながらも、自分の脳と精神健康を守るバランスを見つけないといけない時期なんでしょうね。