OpenAIのAIが国際情報オリンピックで金メダルを取りました。人間の参加者330人の中で6位だったんです。5時間のオフライン環境でアルゴリズム問題を解く大会で、AIが高校生たちより上手くやってのけたわけです。
正直、ショックでした。「もしかして、私もそのうちAIに取って代わられるの?」って。
コードを書くだけじゃダメになってきた
GitHub CopilotやChatGPTでコード生成するのは、もう当たり前になりましたよね。繰り返しのCRUD処理やボイラープレートコードなんて、AIが数秒で作ってくれます。
でも大事なのは、AIが作ったコードが本当に求めているものかを判断する力なんです。AIには「なぜこの機能が必要なのか」「ユーザーが本当に欲しいものは何か」がわからないんですから。
最近あったことなんですけど、AIにECサイトの決済システムのコードを頼んだら、技術的には完璧なコードをくれました。でも、うちのサービス特有の決済フローは全然反映されていなかったんです。
人間にしかできないことを見つける
業界の専門知識が本当の武器になります
金融系の開発者なら金融規制や業務プロセスを熟知していないといけません。医療システムの開発者なら医療従事者のワークフローを理解する必要があります。こういうのは、AIがググって学べるものじゃないんです。
複雑な問題をシンプルに解決する力
お客さんが「こんな機能作って」と言ったとき、それが本当に必要なのか、別の方法がもっといいんじゃないかを判断するのは人間だけです。技術的な解決策よりプロセス改善が答えだったりすることもありますから。
チームとコミュニケーションを取って調整する役割
開発って一人でやるものじゃないです。企画者が何を求めているか、デザイナーがなぜこう描いたか、マーケターがどんなデータが欲しいか。これを全部理解して、間に立って調整するのはAIには絶対無理です。
AIを道具として使う人になる
最近はAIをペアプログラミングのパートナーだと思うようにしています。大きな絵を描くのは私で、AIが細かい実装を手伝ってくれる感じです。
新しいアーキテクチャを設計するときはこんな感じでやってます:
- システム全体の設計は私がやる
- 各モジュールの詳細実装はAIが助けてくれる
- コードレビューと改善点の発見もAIと一緒にやる
- 最終判断と責任は私が取る
こうすると生産性がぐんと上がるんです。AIのおかげで繰り返し作業に使っていた時間を節約できて、もっと創造的な問題解決に集中できるようになりました。
変化を受け入れる姿勢が大切
AIが金メダルを取ったのは確かにすごいことです。でも、これが開発者の終わりを意味するわけじゃありません。むしろ、もっと価値のある仕事に集中できるチャンスだと思うんです。
単純なコーディングから抜け出して、本当の問題を解決する人。技術と人をつなぐ架け橋の役割。それがこれからの開発者が向かうべき方向じゃないでしょうか。
みなさんはAI時代をどう準備していますか?