グレイスケールがドージコインの現物ETFをSECに申請したニュースが話題になっています。ミームコインが正式な金融商品になる日が本当に来るのでしょうか。
いきなりミームコインがETFに?
ソウルのカフェで友人と話していたら、「ドージコインのETFができるらしいよ」という話題が出ました。正直、最初は冗談かと思いました。
だって、ドージコインって元々ジョークで作られたコインですよね。それが今度はニューヨーク証券取引所に上場する可能性があるなんて。
韓国でも暗号資産への関心は高いですが、ミームコインのETF化は予想外でした。運用手数料は約2%、SEC承認確率は75%という数字を見て、これは本気なんだと実感しました。
韓国の投資家たちの反応
韓国の暗号資産コミュニティでは、意見が真っ二つに分かれています。
若い世代は「ついに来た!」と興奮気味。一方で、従来の投資家層は「リスクが高すぎる」と慎重です。
実際、韓国でもビットコインやイーサリアムのETFへの期待は高まっていますが、ミームコインとなると話は別。でも、REX-OspreyやBitwiseも同様の商品を準備中という情報を見ると、これは一時的なブームではなさそうです。
なぜ今、ミームコインETFなのか
ブルームバーグのアナリストによると、2026年前にはミームコインETFが実現する可能性が高いそうです。
興味深いのは、変動性の高さから、パッシブETFより専門家が運用するアクティブETFが先に出るという予測。確かに、ミームコインの値動きは予測不可能ですからね。
韓国から見ていると、アメリカの規制緩和の流れが明確に見えます。ドナルド・トランプ大統領就任後、暗号資産への姿勢が大きく変わったのは間違いありません。
次は誰の番?アルトコインETF候補
ドージコインが承認されたら、次はどのコインでしょうか。
ソラナ(SOL)が最有力候補として挙げられています。高速取引とDeFi生態系が強みで、すでにステーキング型ETFの実績もあります。承認確率は90-95%という高い数字です。
リップル(XRP)も注目です。SECとの訴訟が終わり、2025年8-9月に最終審査予定。グローバル決済インフラとしての地位は確立されています。
カルダノ(ADA)やライトコイン(LTC)も候補に挙がっていますが、やはりソラナとリップルが先行しそうです。
市場への影響は想像以上かも
ミームコインETFが実現したら、何が起きるでしょうか。
機関投資家の参入により、ドージコインの取引量は60%以上増加する可能性があります。初期の機関資金流入は時価総額の14%程度と予測されています。
ただ、価格変動性も同時に高まるリスクがあります。10-20%の短期的な価格上昇は期待できそうですが、長期的にはネットワークの実用性が問われることになるでしょう。
韓国から見た暗号資産の未来
韓国は暗号資産取引が活発な国の一つです。キムチプレミアムという言葉もあるくらい、独特の市場を形成しています。
ミームコインETFの登場は、暗号資産市場の成熟を示すサインかもしれません。ジョークから始まったコインが、制度化された金融商品になる。この変化は、暗号資産の歴史において重要な転換点になりそうです。
今後1-2年で、主要なレイヤー1トークンやDeFiトークンの上位10種がETF市場に参入するという予測もあります。
暗号資産の制度化は止まらない流れです。韓国からも、この動きを注視していきたいと思います。