株式トークン化のおかげで、SPYやQQQみたいなアメリカの代表的なETFが365日24時間取引できるようになりました。実際の株式をブロックチェーンのトークンと1対1で連動させて作ったもので、週末でも深夜でも自由に売買できるんです。韓国時間の夜10時30分まで待つ必要がなくなったんですよ。
SPYとQQQを取引するために深夜にアラームをセットしていた日々
アメリカ市場の開始時間に合わせて毎晩夜更かしするのは本当に大変でした。SPYやQQQなどの主要ETFの買いタイミングを逃したくないから、朝4時まで頑張って、そのまま出勤することもしょっちゅうでした。週末に重要なニュースが出ても、月曜の夜まで何もできずに待つしかなかったんです。
為替手数料も負担でした。ウォンをドルに換えて、また ウォンに戻す過程で思った以上にコストがかかっていました。SPY一株が50万ウォン以上するので、少額投資も難しかったですね。
何より時差のせいで逃すチャンスが多かったです。アメリカの連邦準備制度理事会の発表や主要経済指標が韓国時間の深夜に出ると、対応するのがとても難しかったです。サマータイムの時はまた時間が変わって、さらに混乱しました。
トークン化されたSPYとQQQは本当に24時間取引できます
Backed FinanceやPhemexなどのプラットフォームがSPYとQQQをブロックチェーントークンにしてサービスを始めました。実際のSPY株式1株を金庫に保管して、その分のデジタルトークンを発行する仕組みです。だからトークン1つが実際のSPY1株と同じ価値を持つんです。
こうして作られたトークンは暗号資産のように24時間取引できます。土曜の午後でも日曜の深夜でも、好きな時間にSPYやQQQを売買できるんです。ブロックチェーンで直接取引が成立するので、2日も待つ必要がありません。
取引コストも大幅に下がりました。仲介手数料がほとんどなく、スプレッドも既存より5%以上低くなったそうです。0.01株単位でも取引できるので、1万ウォンでもSPYに投資できるようになりました。為替のプロセスもないので、ずっと効率的です。
DeFiと連携できるのも大きな魅力です。トークン化されたSPYを担保にして融資を受けたり、ステーキングして追加収益を得ることもできます。従来の証券会社では想像もできなかったことが可能になったんです。
アメリカSECも認めたトークン化株式、これからもっと大きくなります
最初はブロックチェーンで株式を取引するなんて不安でした。でもアメリカのSECがトークン化された株式も一般の証券と同じように規制すると発表しました。投資家保護や開示義務も同様に適用されるそうです。
tZEROやINXなどの取引所はすでにSECの正式承認を受けて運営中です。KYC認証やマネーロンダリング防止手続きも既存の証券会社と同じように厳格に守っています。2026年からは暗号資産取引所も取引内訳を自動的に税務当局に報告するようになるので、もっと透明になるでしょう。
市場の見通しも明るいです。2025年に約650億ドル規模の株式トークン化市場が、2030年には3兆ドルまで成長するといわれています。世界の株式の1%がトークン化されるだけでも1兆ドルを超える規模になるんです。
まだ韓国で直接サービスしているところはないので、海外のプラットフォームを利用する必要があります。提供されている銘柄もSPY、QQQのほかにアップル、テスラなど主要銘柄中心で限定的です。でも、こうした変化の流れを事前に知って準備すれば、より良い投資機会をつかめるでしょう。
金融の未来が本当に速く変わっていますね。株式トークン化がもたらす変化を見守りながら、新しい投資方法に適応していく時期のようです。