逆三尊(逆ヘッドアンドショルダー)って聞いたことありますか?下落トレンドが終わって上昇に転じる時に現れる典型的なチャートパターンです。左肩、頭、右肩の3つの底を作った後、ネックラインを上抜けたら完成です。
ネックライン突破が最初の買いサイン
ネックラインは両肩の高値を結んだ線のことです。ビットコインの価格がこのラインをしっかり上抜けた瞬間が、最初の買いタイミングになります。
ただ触れるだけじゃダメで、明確に突破することが大切です。このとき出来高が普段より大きく増えていたら、さらに強い買いシグナルと判断できます。
リテスト局面で追加買い
ネックラインを突破した後、価格が再びネックラインまで戻ってくることがよくあります。これをリテストと呼びます。
ネックラインが支持線として機能すれば、絶好の追加買いチャンスです。価格が跳ね返り、出来高が増加し、RSIやMACDが上昇シグナルを示していれば、より確実性が高まります。
出来高でパターンの信頼性を確認
CMF(チャイキンマネーフロー)が0以上なら買い圧力が強いサインです。OBV(オンバランスボリューム)が上昇トレンドを示していれば、出来高の方向性も良好です。
一般的に左肩と頭の部分では出来高が多く、右肩では減少する傾向があります。そしてネックライン突破時に出来高が急増すれば、パターン完成の可能性が高くなります。
目標価格の設定と利確戦略
目標価格はネックラインと頭(最安値)の値幅分を、ネックライン上に投影して設定します。例えば頭が3万ドル、ネックラインが3万5千ドルなら、目標は4万ドルになります。
全部売るより分割売却がおすすめです。目標価格の70%地点で一次利確、目標到達で二次利確、さらに上昇の勢いがあれば一部保有という具合に。
パターン失敗時は素早く損切り
ネックラインを下回ったら即座に損切りです。パターンが崩れると強い下落が来る可能性があるので、迅速な対応が必須です。
損切りラインはネックラインの3%下、右肩の安値を割り込んだ時、出来高減少と共に下落した時などを基準にします。
リスク管理が成功のカギ
逆三尊パターンも100%成功するわけではありません。分割買いと明確な損切り設定でリスク管理することが重要です。
ネックライン突破で30%買い、リテスト成功で40%追加、上昇確認後に残り30%という段階的アプローチなら、パターン失敗時の損失も最小限に抑えられます。
こんな感じで、チャートパターンを活用しながら売買戦略を立てています。あくまで一つの手法として参考にしてみてください。
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