一昨年の夏まではエアコンの電気代のことで本当に悩んでいました。ところが去年の夏直前に友達から「エアコンはつけっぱなしの方がむしろ電気代が安くなる」と聞いて、半信半疑ながら実際に試してみたんです。
結論から言うと、インバーターエアコンなら短時間の外出時はつけっぱなしが正解でした。ただし、累進課金制度があるので、むやみにつけっぱなしにはできませんでした。
我が家のエアコンで実際にテストした結果
うちはインバーター式のエアコンを使っています。最初は電気代が怖くて、家にいる時だけつけて外出する時は必ず消していました。ところが、なぜか電気代がかえって高くなってしまって。
インバーターエアコンは設定温度に達すると室外機がゆっくり回って電力を節約します。でも消してからまたつけると、室外機がフル稼働して電気をより多く使ってしまうそうです。実際にスーパーに行く1時間程度の外出時につけたままにしてみたんです。再度つけた時より涼しさも保たれていて、電気使用量も同じか、むしろ少なかったんです。
90分が基準って本当でしょうか?
30分から60分程度の外出なら、エアコンを消してから再度つけると、かえって2〜5%程度電力を多く使うそうです。90分を超えたら、その時から消す方が有利だとか。
だから近所のスーパーに行く時はそのままつけています。代わりに半日以上外出する時は必ず消して出かけます。最初はつけたまま出かけるのが心配でした。でも今はだいぶ慣れました。
室外機が常に同じ速度で回る定速型エアコンを使っている方は違います。温度が十分下がったら消して、暑くなったらまたつける方が良いやり方だそうです。
累進課金の爆弾をどう避けたかというと
問題は累進課金でした。いくらインバーターエアコンが効率的でも、つけっぱなしにすると全体の使用量が増えるじゃないですか。韓国では、夏場は第1段階が300kWhまで拡大されるそうですが、これを超えると第2段階は214.6ウォン、第3段階は307.3ウォンと単価が急上昇します。
私はこう管理しました。まずエアコンの設定温度を26度に固定しました。最初は28度に設定していたんですが暑すぎて。26度に下げたら快適で、思ったより電気使用量も増えませんでした。
それでも暑く感じたら扇風機を一緒に使いました。涼しい風が全身に当たるので体感温度が下がって、エアコンの使用を抑えられました。電気代が20%程度節約できるという話は本当でした。
カーテンも重要です。日差しが強く入る窓に遮光カーテンをつけたら、室内温度の上昇が確実に抑えられました。エアコンのフィルターは2週間に1回掃除しています。ホコリがたまると冷房効率が落ちるそうなので、面倒でも必ずやりました。
室外機の管理も気をつけました。日よけを設置して、周りに置いていた物も全部片付けました。空気の循環が良くないと電気を多く使うそうです。
エアコンの使用時間帯も調整しました。午後1時から5時が一番暑い時間じゃないですか。この時はエアコンをつけておいて、朝晩は窓を開けて換気しました。特に明け方は外の空気が涼しくて、エアコンなしでも十分でした。
結果的に一昨年よりエアコンの使用時間は増えたのに、電気代は同じくらいでした。7月の電気代が8万ウォン台、8月が9万ウォン台で、累進課金の第2段階を超えなかったので負担がぐっと減りました。
今年は無理に節約して暑さを我慢しないつもりです。代わりに効率的に使うよう努力します。短い外出時はつけたままで、26度を維持して、扇風機も一緒に使って。今年もこの方法でいけば、涼しく夏を過ごしながら電気代も節約できそうです。皆さんもインバーターエアコンなら一度試してみてください。