詰め替えシャンプーを使ってるけど、容器の蓋を開けっぱなしにしちゃうことってありませんか。私も忙しい朝は適当に蓋を閉めて、後で見たら半開きだったなんてことがよくあって。
でもこれ、実はけっこう危ないんですよ。
シャンプーが腐るとどうなるの?
シャンプーって基本的に水分と有機物でできてるから、空気に触れ続けると酸化しちゃうんです。酸化っていうのは、簡単に言うと成分が変質して腐っちゃうこと。
腐ったシャンプーを使うと、頭皮が赤くなったり、かゆくなったり、ひどい時は炎症を起こすこともあるんですよ。私の友達も古いシャンプーを使い続けて、頭皮に湿疹ができちゃったことがありました。
特に怖いのが細菌の繁殖。防腐剤の効果が弱くなったシャンプーには、緑膿菌みたいな危険な菌が増えやすくなるんです。この菌、耳の炎症とか皮膚炎の原因になることもあるから要注意。
アレルギー体質の人は特に気をつけて。変質した成分が原因で、今まで大丈夫だったシャンプーでも急にかぶれることがあるんです。
容器の材質で違いはあるの?
実は容器の材質によって、シャンプーの劣化スピードが変わるんです。
ガラスや陶器の容器は酸素を通しにくいから、プラスチックより長持ちしやすいんですよ。でも重いし割れやすいから、お風呂場では使いにくいですよね。
プラスチック容器は軽くて便利だけど、酸素を通しやすいから劣化も早め。特にポリプロピレン(PP)製のものは要注意。
金属容器は酸素を遮断する効果は高いけど、シャンプーの成分と反応することもあるから、あまりおすすめしません。
最近は酸素バリア機能付きのプラスチック容器も売ってるから、こういうのを選ぶのもいいかも。ちょっと高いけど、シャンプーを長持ちさせたいならおすすめです。
じゃあどうすればいいの?
まず基本は、使ったらすぐ蓋をきちんと閉めること。当たり前だけど、これが一番大事。
詰め替え容器を使う時は、必ず洗って乾かしてから新しいシャンプーを入れるようにしましょう。前のシャンプーが残ってると、そこから腐敗が始まることもあるんです。
保管場所も重要で、お風呂場みたいに湿気の多い場所より、洗面所の棚とかの方がいいですよ。湿気と温度が高いと、菌が繁殖しやすくなるから。
あと、詰め替え用パックから直接使うのもNG。開け口が大きくて空気に触れる面積が増えるから、劣化が早くなっちゃいます。
腐ったシャンプーの見分け方
においが変わったら要注意。酸っぱいにおいとか、変なにおいがしたら使わない方がいいです。
色が変わってたり、とろみがなくなってサラサラになってたりするのも腐敗のサイン。
泡立ちが悪くなったり、使った後に頭皮がピリピリするようになったら、すぐに使用をやめましょう。
分離して油みたいなのが浮いてたり、容器の底に何か沈殿してたりするのも危険信号。こうなったらもう使えません。
私の失敗談
実は去年、3ヶ月くらい使ってなかったシャンプーを「もったいないから」って使い続けたことがあって。最初は何ともなかったんだけど、1週間くらいしたら頭皮がめちゃくちゃかゆくなっちゃって。
皮膚科に行ったら「これ、シャンプーが原因の皮膚炎ですね」って言われて、薬をもらう羽目に。結局、病院代の方が高くついちゃいました。
それ以来、開封後3ヶ月以上経ったシャンプーは思い切って捨てるようにしてます。健康には代えられないですからね。
おまけの豆知識
シャンプーの使用期限って、未開封なら3年、開封後は半年から1年が目安なんですって。でも詰め替え容器に入れたら、もっと短くなるから注意。
夏場は特に劣化が早いから、大容量の詰め替え用を買うより、小さめサイズをこまめに買い替える方が安全かも。
シャンプーの管理って意外と大事なんです。特に詰め替え容器を使ってる人は、定期的に容器を洗って清潔に保つこと、使用期限を守ることを心がけてくださいね。髪と頭皮の健康のためにも、ちょっとした手間を惜しまないことが大切ですよ。