「アップルウォッチSE 3」って、ぶっちゃけどうなの？そんな疑問を感じる人もいるかもしれません。正直なところ、新しい機能がたくさん増えて、プレミアムモデルと何が違うのか、値段とのバランスはどうなのか、気になるところですよね。今回は、そんなSE 3の進化ポイントを掘り下げてみます。
アップルウォッチ、なぜ高機能化が必要だったのか
以前のSEモデルを使っていた方からは、ディスプレイの見やすさや充電時間について、もう少し改善してほしいという声がよく聞かれました。
例えば、時計を見るたびに手首を上げたり画面をタップしたりするのは、会議中や運動中に意外と面倒だったりします。瞬時に時間や通知を確認したい時、それがすぐにできないのはちょっとしたストレスでした。
また、寝ている間の体調を記録する機能を使うには、決まった時間に充電が必要ですが、充電が遅いと、寝る前にバタバタしたり、うっかり充電を忘れたりすることも。こういう日常の「ちょっとした不便」が、実は多くの人が改善を求めていた点なのです。SE 3は、こうした日々の使い勝手をぐっと向上させているように見えます。
期待の新機能：常時表示ディスプレイと高速充電
SE 3には、最新のS10チップが搭載されています。これにより、これまでプレミアムモデルにしかなかった便利な機能が使えるようになりました。
特に「常時表示ディスプレイ」は、手首を動かさなくても常に時間や通知が見られるようになるので、とても便利です。S10チップとLTPO有機ELディスプレイの組み合わせで、明るい場所でも暗い場所でも見やすく、目への負担も少ない工夫がされています。情報を確認する動作が、もっと自然でスムーズになるはずです。
さらに、「高速充電機能」も注目です。以前のモデルと比べて充電速度が最大2倍に。例えば、45分で約80%まで充電できますし、たった15分の充電で8時間も使えるようになります。これなら、朝の準備中に少し充電するだけで一日中使えますし、睡眠記録を取りたい時も充電の心配が減りますね。短い時間でしっかり充電できるのは、忙しい毎日を送る私たちにとって、大きなメリットだと思います。
シリ（Siri）の進化：ネットなしでどこでも活躍
SE 3のS10チップがもたらすもう一つの大きな変化は、「オンデバイス・シリ（Siri）」です。これは、インターネットにつながっていなくても、シリが基本的な命令を処理できるようになった、ということを意味します。
例えば、ネット環境がない場所でも、手首に向かって「ワークアウト開始」とか「タイマーセット」と言うだけで、すぐに実行してくれるわけです。これにより、個人情報が外部に送られる心配が減り、プライバシー保護が強化されます。それに、電波の届きにくい場所でもシリがサクサク動いてくれるので、いつでもどこでも、ストレスなくスマートウォッチを使えるようになるのは嬉しいポイントです。
SE 3の本当の価値とは
SE 3は、40mmモデルで約36万9千ウォンからという、これまでと同じような手頃な価格を維持しています。心電図や血中酸素濃度測定のような上位モデルの機能はなくても、普段使いや通知の確認、基本的な運動・健康記録には十分すぎるほどの機能が備わっています。
価格は変わらず、性能は大きく向上しているので、高度な健康センサーがどうしても必要というわけではない人にとっては、SE 3はかなり魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。