先週皮膚科で「シャワーの温度を下げてみてください」って言われてびっくりした。今まで熱いお湯の方がちゃんと洗えるって思ってたから。
なんで一生懸命洗ってるのに肌が荒れるの
実は皮膚には天然の保護膜があるんだよね。見えないクリームを塗ってるみたいな感じ。でも熱すぎるお湯に触れるとこの膜が溶けて消えちゃう。
保護膜がなくなった皮膚は水分をキープできなくなる。だから洗った後にピリピリしたり皮がむけたりするわけ。
今みたいな寒い時期はもっとひどくなる。外は冷たくてシャワールームは熱いから、皮膚が完全に混乱状態になってる。
結局何度でシャワーするのが正解なの
専門家が言う最適温度は体温くらい。だいたい35度から37度の間が一番安全らしい。
「じゃあどうやって分かるの」って思うよね。簡単な方法がある。腕の内側に水をちょっとかけてみて。温かいけど「あー気持ちいい」程度なら適温。
もし「うっ熱い」って感じたらもう少し下げた方がいい。最初は物足りなく感じるかもしれないけど、体が慣れれば大丈夫になる。
季節ごとに変える方法ってある
夏は34度くらいで涼しめにしても平気。どうせ外が暑いから冷たい水の方がさっぱりするし。
冬は少し上げて37度くらいが丁度いい。でも寒いからって39度、40度まで上げちゃダメ。
春秋は35度くらいで中間値にしとけば無難。天気が変わりやすいから皮膚も敏感になってる時期だし。
肌質別の温度設定
油っぽい肌だからって熱めに洗うと逆に油っぽくなる。むしろ35度くらいでぬるめにした方がマシ。
乾燥肌はもっと注意が必要。33度から35度に下げて時間も10分以内にする。
敏感肌は32度から34度でかなりぬるめにした方がいい。ちょっと寒いけど炎症防止には効果的。
時間のコントロールも大事
どんなに適温でも長すぎたら意味ない。10分から最長15分までにしよう。
髪が長くて時間がかかるなら、体を洗うのは早めに済ませて髪だけ別にするのも手。
お風呂は20分以内にして、水温もシャワーより1度から2度下げるといい。
洗った後の手入れが本当に重要
シャワーが終わったらすぐにタオルで水気だけ軽く取る。完全に乾かさないで しっとりした状態でローション塗ると効果倍増。
3分のゴールデンタイムを逃しちゃダメ。時間が経つほど水分が飛んでいくから。
冬はシャワー後に加湿器つけるのも助けになる。湿度50パーセントくらいにしとけば肌がずっと楽になる。
シャワー用品を選ぶコツ
ボディソープはPH5.5くらいの弱酸性がおすすめ。泡立ちすぎるやつは肌に刺激的かも。
タオルも柔らかい素材を選んでゴシゴシこすらないで、ポンポン叩くように拭く。
石鹸より保湿成分入りのボディソープの方がいい。洗浄力は少し落ちても肌には優しいから。
温度チェックのちょっとしたワザ
温度計なくても大丈夫。手首の内側が一番敏感だからここでテストしてみて。
赤ちゃんがいる家なら赤ちゃん基準で合わせれば大人も安全。デリケートな肌に合わせた温度だから。
シャワーをひねってすぐに手を当てないで10秒くらい待ってからチェック。最初は冷たい水が出ることがあるから。
よくある間違いを避けよう
「熱くないときれいにならない」って考えはやめよう。ぬるい水に石鹸をちゃんと使えば十分きれいになる。
サウナや銭湯の温度を基準に考えちゃダメ。あれは短時間だから大丈夫なだけで、毎日のシャワーは別もの。
冬だからって無条件に熱くしないで。寒さは室内温度で解決して、シャワー温度は別に考える。
入浴剤や石鹸の選び方
入浴剤は保湿成分が入ってるやつがおすすめ。でも香りが強すぎるのは避けた方がいい。
石鹸は無添加のシンプルなものが肌に優しい。泡立ちネットを使えば少量でもちゃんと洗える。
ボディブラシやタオルは週に一回は洗濯して清潔に保つ。雑菌が繁殖すると肌トラブルの原因になる。
冬場の特別な注意点
暖房で乾燥した室内から熱いシャワーに入ると肌がびっくりする。シャワー前に軽く体を温めてから入ろう。
シャワー後は急に寒い場所に出ないで、脱衣所も暖めておく。温度差が激しいと血管に負担がかかる。
保湿クリームは普段より多めに塗って、特に膝や肘など乾燥しやすい部分は念入りに。
家族みんなで気をつけること
子供は大人より皮膚が薄いから同じ温度でも刺激が強い。少し低めにしてあげよう。
お年寄りは感覚が鈍くなってることがあるから、家族がチェックしてあげるといい。
ペットも一緒に住んでるなら、シャワー後の湿気で室内がカビやすくなるから換気も忘れずに。