朝起きてスマホを見ると、生産性アプリの通知が山のように溜まってます。ToDoリスト、習慣トラッカー、時間管理アプリまで入れたのに、なんだか前より複雑になった気がして。それで最近、思い切って逆方向に舵を切ってみました。アプリなしで、タイマーとアラームだけで一日を管理する実験です。
最初は不安でした。データも見れないし、統計もない。でも2週間経ったら、頭の中がすっきりしてきたんです。
複雑なアプリの代わりにタイマー1つにした理由
生産性アプリが与えるプレッシャーって、思ったより大きいんですね。毎日チェックすべき項目、達成率のグラフ、連続記録が途切れる恐怖。これって本当に生産性を上げてるのか疑問でした。
朝にアプリチェックするだけで15分。記録して更新してたら、肝心の仕事は後回し。完璧な統計に執着してバーンアウトも経験しました。
ミニマリズムを実践する人たちの間では、すでに「タイマー生産性」がひとつのトレンドです。ポモドーロ・テクニックも元々はトマト型のキッチンタイマーから始まったじゃないですか。デジタルじゃないアナログのシンプルさには力があります。
実際にやってみたタイマー日程管理、意外と効果的でした
まず最初にやったのは、スマホの基本タイマーとアラーム機能だけ残して、すべての生産性アプリを削除すること。
朝のルーティンアラーム設定:
- 7:00 起床
- 7:30 朝食
- 8:00 仕事開始
こんな風に大きなブロックだけで分けたら、むしろ余裕ができました。5分刻みのスケジュールに追われてた以前と違って、各時間帯で何をするか自分で決められるようになったんです。
25分タイマーで集中する方法も取り入れました。鳴ったら5分休んで、また25分。これだけです。どんな業務をしたか、いくつ完了したか記録しません。代わりにその時間は完全に集中します。
ビジュアルタイマーを使うともっといいですよ。時間が減っていくのが目に見えるので「あ、あと10分だ」って自然にペース調整できます。デジタル数字より直感的です。
2週間後に感じた変化、記録はないけど体が覚えてる
一番大きな変化は「記録強迫」から解放されたこと。以前は一日に何個のポモドーロを完了したか、集中時間が合計何時間か毎日チェックしてました。今はそんな数字がなくても不安じゃありません。
朝、自然に起きる体。25分ごとに鳴るタイマー音に慣れたリズム。夕方になると自動的に締めくくりモードに切り替わる感覚。
もちろん限界もあります。長期的なプロジェクトの進捗を追跡するのは難しいし、1ヶ月前と比べてどれだけ改善したか分かりません。でも、それって本当に必要でしょうか。
簡単な紙のメモで補完する方法も試してます。本当に重要なことだけ付箋に書いて「今日マーケティング提案書完成」みたいに。終わったら捨てます。溜めません。これも一種のデジタルデトックスですね。
タイマーとアラームだけで生活して気づいたのは、私たちが生産性を測ることに使うエネルギーが多すぎるということ。測って分析する時間で、実際にもっと仕事ができます。完璧なシステムよりシンプルな実行のほうが強力なときもあるんです。
もしアプリ疲れを感じてるなら、1週間だけでもタイマー生活を試してみてください。思ったより自由になれますよ。