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米5kgが5,000円近く、国産主食の価格帯が変わりました
主要食品・日用品の価格変化(数年前 vs 2026年現在)
主要食品・日用品の価格変化(数年前 vs 2026年現在)
| 品目 | 以前の価格 | 2026年現在 |
|---|---|---|
| 🍚 米 5kg | 〜2,000円台 | 4,000〜5,000円 |
| 🥚 卵 Lサイズ10個 | 200円台 | 380〜400円前後 |
| 🥛 牛乳 1リットル | 180円前後 | 200円超え |
| 🧻 ティッシュ 5箱 | 400円台 | 600円前後 |
| 🥪 コンビニサンドイッチ | 270〜300円台 | 380〜430円 |
Source: 記事本文より
5kgの米が、店舗や銘柄によっては4,000円から5,000円近い値段で並ぶ状況が続いています。2025年から続いた米価格の上昇は2026年に入っても完全には落ち着かず、2023年以前の感覚で「米は安い」と思っている人は、実際の売り場に立つと一瞬止まるはずです。第一生命経済研究所の永濱利廣氏は2026年1月時点で「コメ価格はピークアウトの兆しがある」と指摘していますが、その「兆し」がいつ家計の実感に届くのかは、まだ見えていません。
輸入品が高くなったという話ではありません。国産の、ごく普通の主食が、静かに高級品の価格帯に近づいています。誰がこの変化を「食料安全保障の強化」と呼んで都合よく解釈しているのか、少し考えてしまいます。
慣れることでしきい値が上がっていきます
コンビニサンドイッチの価格帯の変遷
コンビニサンドイッチ 価格帯の変遷
📈 約60〜130円の値上がり(+22〜+43%)
内容量削減による実質値上げから、明示的な価格改定へと手法も変化
Source: 記事本文より
卵はLサイズ10個パックで300円台後半から400円前後という水準が続いています。数年前なら「高い日」の価格が、今は普通の棚の値段です。牛乳1リットルは200円超えが当たり前になり、ティッシュペーパー5箱セットも600円前後が今の相場感として定着しています。
個々の品目だけ見れば「まあ仕方ない」と感じられます。ただ、食卓に並ぶものをすべて足してみると、家計への圧力はかなり重くなっています。それよりも深刻なのは、こうした上昇を「もう慣れた」と受け止めてしまう心理の変化です。慣れることで抵抗感が薄れ、次の値上がりへのしきい値がまた上がっていく。そのサイクルに入り込んでいる気がします。
セブン-イレブン・ファミリーマートの価格が体感経済の指標になっています
2026年 生活コスト圧迫の構造:賃上げが実感に届かない理由
賃上げが生活実感に届かない構造
2024〜2025年、一部大企業で達成
Source: 記事本文より
セブン-イレブンやファミリーマートのサンドイッチは、数年前は270円から300円台が主流でした。今は380円から430円あたりが標準的な価格帯です。コンビニ各社はかつて価格を据え置くために内容量を減らす方法を使ってきましたが、それにも限界があったようで、2025年以降は値上げそのものを前面に出す形に変わっています。
PayPayやLINE Payのポイント還元を駆使しても、元の価格が上がっていれば取り戻せる金額には限界があります。還元率が高かった時期に「お得だ」と感じていたあの感覚は、値上がりによって静かに侵食されていました。
賃上げの話になると、2024年から2025年の春闘では5%を超えた企業もあるという見出しが記憶にあります。ただ、社会保険料の上昇、物価連動型とはなっていない年金・給付金の仕組み、中小企業と大企業の賃上げ格差——これらのフィルターを通ると、数字として示された賃上げが生活実感の豊かさに変換されるかどうかは、また別の話です。「平均的に賃上げ」という言葉が誰に都合よく使われているか、意識して読む必要があります。
bitFlyer・Coincheckへの関心、その動機が変わってきました
以前、ビットコインを持つ理由は「値上がり益を狙う」という話が大半でした。bitFlyerやCoincheckで口座開設が相次いだのも、そうした投機的な関心からです。2026年現在の生活コスト上昇を見ていると、その動機が少しずつ変わってきているように感じます。円という通貨で貯めていても、米や卵の価格上昇分だけ実質的な価値が目減りしていく——その感覚が、法定通貨以外の資産を持つことへの関心を後押ししています。
ただし、ビットコインそのものも価格変動が激しく、日常の買い物に使えるものではありません。家計の防衛手段として完全に機能するかといえば、正直なところ疑問も残ります。「円が弱いからビットコイン」という単純な話でもないと、自分自身の運用経験から感じています。外れたこともあります。
海外から日本を訪れる旅行者が「日本は物価が安い」と言うとき、彼らは円安の恩恵を受けています。日本円で生活している人間にとっては、同じ数字を見ていても意味がまったく違います。2026年現在、観光客が「安い」と感じる価格帯の商品は、国内の生活者にとってはすでに「高い」に分類されるものが増えています。外から見た日本と、中から感じる日本の間にある温度差は、ここ数年でかなり広がりました。その温度差がどこに向かうのか、まだはっきりとした答えは出ていません。