ビットコインETFの保有量が129万BTCを超えたというニュースを見て、正直ピンと来なかったんです。でも調べてみると、これって全ビットコイン発行量の約6〜7%にあたるんですね。
ブラックロックが圧倒的に買い集めている現実
アメリカの11個のビットコインETFの中で、ブラックロックのIBITだけで約74万6,810BTCを保有しています。2位のフィデリティFBTCは約19万9,500BTCです。
この2社だけでETF保有量の大部分を占めているのは、機関投資家がこの2社を信頼している証拠なんですね。特にブラックロックは手数料が安くて、最近5日連続で純流入を記録しているそうです。
なんだか巨大な金融機関が静かにビットコインを集めている感じがして、少し不思議な気分になります。
純流入データで見える本当の需要
最近のデータを見ると面白いことがわかりました。ビットコインETFには3億3,270万ドル以上の純流入があったのに、イーサリアムETFは4日連続で1億6,700万ドル規模の純流出が起きています。
この差って何なんでしょう。調べてみると:
- ビットコインETF=機関の長期保有戦略
- イーサリアムETF=短期的な投資心理の冷え込み
純流入データは単なる数字じゃなくて、実際の需要を示しているんです。機関投資家は短期売買よりも、コールドウォレットに移して長期保有する戦略を好むみたいです。
大量に買い集めているのに価格が上がらない理由
129万BTCも集めているのに、なぜビットコイン価格が大きく上がらないのか。これも気になって調べました。
買いと売りの力が均衡しているんです。機関が買い集める一方で、一部の投資家は利益確定の売りに出ています。このバランスで価格が横ばいになっているみたいです。
大規模な買い集めにも関わらず、実際の取引量は減少しています。買い集めがすぐに価格上昇につながらない構造になっているんですね。
さらにマウントゴックスのビットコイン配分やグレースケールGBTCの清算可能性など、外部の悪材料が上昇圧力を抑えているようです。
これからETF純流入が市場をどう変えるか
機関投資家がETFを通じて資金を入れることで、ビットコイン市場の長期的な需給構造が根本的に変わってきています。
累積24.5万BTC以上の純流入は、市場で実際に流通するビットコインを減らして希少性を高めています。取引所からコールドウォレットに移動するビットコインが増えて、実質的な供給が減少する効果が出ているんです。
金利引き下げへの期待とリスク資産への分散投資需要が増えれば、ビットコインETFへの資金流入はさらに加速する可能性があります。
ビットコインETFの純流入・流出データは、機関投資家の実質的な需要と市場心理を測る重要な指標になっています。129万BTCという保有量は、ビットコインが機関投資資産として完全に定着した証拠でもあるんです。
こうして見ると、表面的な価格変動だけじゃなくて、裏で起きている大きな構造変化に注目する必要がありそうです。
Disclaimer: 本記事は情報提供を目的としており、投資・税務・法律・会計上の助言を行うものではありません。記載内容の正確性や完全性を保証するものではなく、将来の成果を示唆するものでもありません。暗号資産への投資は価格変動が大きく、高いリスクを伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。