NetflixとかYouTubeって、なんでこんなに私の好みを知ってるんだろうって不思議だったけど、AIが私の行動を全部分析してたんだよ。クリック、視聴時間、止めた場所、繰り返し見た部分まで、全部データにして私を引き止める仕組みだった。
AIはこうやって私の行動を分析してた
動画を一つクリックした瞬間から追跡が始まるんだって。どれくらい見たか、どこでスキップしたか、何を繰り返し見たか全部記録してる。サムネイルにマウスを乗せた時間まで測定してるらしいよ。
このデータでAIが私の好みを学習するわけ。料理動画を最後まで見たら「この人は料理好き」って判断する。ゲーム配信をよくクリックすると、似たようなゲームチャンネルをずっと推薦してくる。
協調フィルタリングっていうのも使ってる。私と似た動画を見た他の人が何を見たか分析して推薦するんだって。「この動画を見た人がよく見る動画」が出てくる理由がこれだった。
コンテンツベースフィルタリングもある。私が見た動画の特徴を分析して似たものを探してくれるやつ。かわいい犬の動画見たら、他の犬動画を推薦するみたいな感じで。
フィルターバブルに閉じ込められて時間だけ消えた
最初はカスタム推薦が新鮮だった。検索しなくても見たいものが勝手に出てきたから。でも段々似たようなものばかり見るようになってきた。
一度ダイエット動画見たら、一ヶ月ずっと運動動画ばかり出てきたことがある。他のジャンルは推薦から完全に消えちゃった。これがフィルターバブルなんだって。自分の関心事だけで囲まれた情報の牢獄みたいなもの。
新しい情報に触れる機会がなくなって視野が狭くなる。世の中で起きてる他のことは知らないで、自分が好きなものだけずっと見てる。時間は使うのに、得るものは少ないんだよね。
時間泥棒の秘密を暴いてみた
プラットフォームが私たちを引き止める方法が巧妙なんだよ。自動再生は基本で、無限スクロールで終わりがないようにしてる。ショートとかリールみたいな短い動画は特に危険。
「合図-報酬-欲求」のループを作るんだって。サムネイルで好奇心を刺激して、動画見て楽しさを感じて、終わったらまた見たくなる。ドーパミンが出続けて中毒になる構造なんだよ。
アルゴリズムは滞在時間を増やすのが目標。私たちが長くいるほど広告収益が増えるから。5分だけ見るつもりが2時間経ってたのも、全部計算されてたわけ。
一番怖いのは、私たちがこれを意識してないってこと。自然に次の動画に移って、気づいたら夜通し見てる。AIが私たちの脳をハッキングしてるレベルだよ。
こういう構造を知ってから変わった。今は意識的に視聴時間を決めて、推薦じゃなくて自分で検索して見てる。たまに視聴履歴も削除してAIを混乱させてる。
プラットフォームの便利さは楽しむけど、私が主導権を持たないとって思う。AI推薦に流されないで、自分で決めた分だけ見て消すんだよ。